皆さん! 肩こり腰痛にお悩みではありませんか? 肩こり腰痛なんか気にしないなんて、思っていませんか?
未病治とは? 肩こり・腰痛を良くすること! 身近な肩こり・腰痛をほおっておかないことです。
通院日数が圧倒的に多い、整形外科、接骨院・整骨院。そして、お一人ずつのメンテを丁寧に行うことを本分とす
る鍼灸や按摩指圧マッサージの施設。そして国家資格ではなく、疾患に言及してはいけないのに、なぜかニーズが
求める整体・リラクゼーションetc. いやぁ~色々ありますね。
病は先ず、身体の外側、体表部に出ようとする特長があります。
そんな仕組みが肩や腰等に疼痛・機能不全として現れます。
神経痛や五十肩、膝や手足の痛みも共通する要素を含みます。
私たちの施術により、積年の痛みが一気に解消されることが無いとはいえません。
かなり長期にわたり良好を保つ例もあります。しかし多くは残念ですが、再発症を繰り返します。
なぜなら、肩こり腰痛といった慢性痛は、健康維持と万病のシグナルであるからです。
肩こり腰痛の施術により、内因性疾患の数値が安定してきた、
症状が落ち着いているという声を私達は、たくさんの方々から頂戴しています。
慢性痛を放置せず 鍼灸施術を継続することにより、内因性疾患や体内部にも良い影響を与えます。
中には肩こり腰痛なんて知らないという方もおられますが、プロが診せていただければ状態は分かります。
ご自分の身体の変化がわからなかったり、自覚がないだけのことで、
そういう方が、未病から外れて「病」となりやすいのです。
経絡学説では、内臓体壁反射説という科学的根拠もあるのですが、ここでは
経穴経絡に関する古典的解釈をもとに説明します。
ヒトの身体も「成長・成熟・退行」という過程をとります。疾患はその過程で生じるものです。
東洋医学は寿命説です。かかるべくして病の道は通らざるを得ず、それをいかに通るかという医学です。
与えられた遺伝因子と環境による因子を、先天の原気及び後天の原気と呼びます。
小さく丸かった形体が起立成長し、成熟期を過ぎると、再び、丸く小さく縮んで退行してゆきます。
腰が曲がりますと首は前に出て、
肩はすぼみ、骨盤は傾き、がに股になり、
足は地に着きづらくなります。
胸はペタンコ、みぞおちは窪み、
腹には肉は残りますが、腕や
足の付け根から先、顔・首・肩・背中・腰は
痩せてしまいます。
発育の逆、退行という過程をとります。
若い人であっても現代は、それを助長するような姿勢や過重労働の連続です。
スマホやパソコン操作中に、下図のように丸まった姿勢をして
いませんか?さらに坐位や立位の持続は不調に拍車をかけます。
身体の形体が変化することにより、背骨に近いツボの縦線は両サイドに広がってきたり、
胸や腹のツボの縦線はおへその中心線に寄ってきたりします。
身体の中の働きも同時に退行して
います。
体幹が太くなれば、体幹の出口は
肉が落ち、上下肢は痩せ、関節部
も痩せてきます。
これは脾虚症という栄養の運化が
滞る東洋医学的所見です。
(メタボ・ロコモと似ています)
飽食の時代という現代で、消化器
系統は先んじて衰弱します。
東洋医学ではその機能を「土」に
相当させ、人体の肌肉(地)を養う
ところとしています。
過ぎた飲食労倦の結果、後天的に
血を養い、他の臓腑、機能の中心
となるこの部分が、先ず衰えてし
まうのです。
年齢とともに弱った部分を補うこ
とができなくなってしまい、それ
は身体の体表部、消耗の激しい
部分、過重のかかる部分から痛み
を発することになります。いたる
ところに「肉離れ」様の状態が見
受けられるようになるのです。
「土が枯れると身体は分裂する」
(ホジュン著 東医宝鑑より)
肩こり・腰痛を良くして病気を予防する!
気が付かなかった未病の考え方
しこうけつ (肓は脂膜の意)
食べ過ぎ飲み過ぎの果て
押し痛み疼き、空虚なら
その直下を病む。
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膏肓ー間質性肺炎・狭心症・逆流性食道炎
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肓門・膏兪ー慢性胃炎・膵炎・肝炎・腎炎
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胞肓ー便秘・下痢・前立腺肥大
過活動性膀胱・婦人病
慢性腰痛、坐骨神経痛
脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア
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風池というツボから肩井というツボまでのライン
「胆は決断の将」頸振らずして消耗し、
肩峰市井(四方八方の)病を生ず。
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僧帽筋(後頸)と板状筋・斜角筋(側頸)
の筋間結合織に消耗、解離が生じます。
直下頸神経節は内臓に係わります。
経穴(ツボ)や経絡は診断と治療の部位だけでなく、古来から予防にも重要な役割を果たしてきました。
中風七穴・脚気八処・三里の灸(長寿の灸)・胃の六ッ灸・女の三里(三陰交)等、例は尽きません。
慢性疾患の維持管理・悪化予防にも臨床経験に裏打ちされた治療方法を所有しています。
生命は、自律性を持ち、活動し消耗しても、自分で補う力を
有しています。
鍼灸は、その力を利用して、さらに状態を良くするお手伝い
を致します。
肩こり腰痛は、様々な疾患の副症状とされています。しかし、
多様な病気平癒の突破口となる具体的な施術部位として見逃
せないものがあり、プラスアルファのノウハウで難症難病に
まで好影響を与えることができます。
未病治とは肩こり腰痛をほおっておかないこと。肩こり腰痛を良くすることは他の病気も良くすることです。